2021年、結婚して今年で10年、つまり東京へ引っ越してきてから10年が経とうとしています。私が今年ついに、10年の思いを経て念願のペーパードライバーを何とか卒業できたことについて、今日は書いてみたいと思います。
転居をきっかけにペーパードライバーへ
そもそも、免許自体は大学に入る前に取得しており、地元では恐々ながら、月に数回は運転をしていました。しかし、結婚と同時に東京に引っ越すことになりました。
その前から、東京で夫が運転する車で首都高に乗る機会があると、アップダウンが激しい、合流が難しそう、など自分に運転できる気は全くしませんでした。そして、一般道でも、東京の道は一方通行が多い、中央線が時間で切り替わったり、右折・左折ができない道がある、など特殊な形状が多く感じ、実家の家族からも、「危ないから絶対に東京で運転はしてはいけない」とお達しを受けていました。
元々抱いていた運転に対する恐怖感
元々、親戚に交通事故で亡くなった方が複数いました。また実家の家族も事故を起こす&もらうことが度々あり、事故に関して過敏な雰囲気はあったと思います。そのため、運転前後になんとも言えない怖さをそこはかとなく感じてしまい、それが初心者マークの頃から変わらなかったせいで、こうなってはもう、運転からは遠ざかるしかないと一時は完全に思いこんでいました。
我が家の場合、自家用車の方がタクシーより安い
東京ではタクシーの方が、年間維持費を比べても安い、という意見もあります。しかし、自宅で仕事をしており、一日に何箇所も移動する我が家のライフスタイルだと、そうでは圧倒的に自家用車の方が安いという事情もありました。夫が出張で不在の時などは、私と子供やペットの移動でタクシー代が一日に何万円もかかることもありました。
コロナが後押し
そして、頭のどこかに、夫に何かあった時に、我が家の移動手段として本当に自家用車という選択肢を一生涯捨てていいのか、ということもありました。そこにこのコロナの問題も勃発し、やはり自家用車での移動に魅力を感じ、心を決めました。
初めは教習所を検討したものの、、、
まず、最初に考えたのは、初めに免許を取った時のように教習所に通うことです。でも都内のいくつかの教習所は、都心から通うには非常に遠いこと、子供を預ける先に送ってから行くことも考えなくてはならず、大変そうだと感じました。託児所を併設していたところもありましたが、コロナによる緊急事態宣言のせいで予約の予定が立たない状態でした。
さらに教習所は年度末にかけて、高校を卒業する学生の方で満員になってしまうことから、その時期はどこもペーパードライバー講習を受け付けてくれないということが分かりました。
そして更に、どこも妊娠中は講習が受けられないことを注意事項に挙げていることが分かったため、万が一妊娠と時期が被ってしまったら、そもそもその後ずっと受けられない、ということも懸念事項として出てきました。
コロナもまだまだ収束しそうになく、できるだけ早く乗れるようになりたいな、と感じました。
ネット検索で、出張型を初めて知る
それらを検索しているとき、ふとネット広告で出張型のペーパードライバー講習というものが出てきました。
Webをよく読むと、自家用車、またはレンタカーの場所まで講師の先生が来てくれ、それで練習をしていく、という内容でした。講師の先生がブレーキに、取り外しが簡単なサポート器具をつけてくれて、それで講習を進める形です。
初めに感じた出張型のメリット・デメリット
最初に感じた出張型のメリットは、
- 子供を一時保育や託児所に預けなくてもいい=お弁当や送迎をしなくていい、夫が在宅している時に任せられる
- 自宅周辺の不安を感じるところを練習できる
- 大きめのミニバンの自家用車で練習できる
- 自分が行く予定の道を練習できる
- 自分が納得するまで練習を重ねられる
出張型のデメリットは、
- どんな先生か分からないし、相性なども不安!
- 講師としてのクオリティが不安
それ以外にはないぐらい、この点に尽きました。
値段
値段は、2時間4日間コースで、62,700円(税込)。
我が家は託児所代を含めることを考えたら、絶対にこちらの方が安いと思ったため、この価格がどれほど教習所のペーパードライバー講習と違うのかは、比較していません。すみません。
出張型に実際にトライ!
唯一の心配だった、講師の先生の品質やお人柄については、初回から全く払拭されました。先生は男性の同世代(アラサー)の先生で、元々は教習所で長年教えていた、という経歴を持つ方でした。
清潔感があり丁寧で優しい指導という印象です。毎回、メールで会社から講師についてのアンケートと、講師を変えたいかどうかなどの質問の含まれたメールが届きましたので、安心感がありました。
運転に対する恐怖心への講師の方のご意見
私が過去の運転に対する怖い心境を抱いていた経緯をお話しすると、その事故がどのような経緯で起こったか、と問いかけてくれ、現実的かつ具体的に意見をくださいました。
私の親戚の交通事故死に関しては、一人の方は、乗車中の事故であり、運転していなかったこと。もう一人の方は、運転中、無免許運転の車にぶつかったことが原因でした。
これらのことから、私自身がなんとなく思い込んでいた思い「我が家は交通事故の家系なのかもしれない」について、お話ししてくれました。
私の記憶によれば、講師の先生が言うには、
「遺伝的に交通事故が起きやすい場合、性格や思考の偏りによることが多く、例えば、せっかちでスピードを出しすぎる、イライラしやすい、または日常的に不注意なことが多い、荒い運転が家族みんなに染み込んでしまっている、などが考えられる。
しかし今回の二つの話を聞く限りは、遺伝的要素は感じられず、これらのことから運転で事故を起こしやすいのではないかという心配をしすぎる必要はないのではないか」というお話しでした。
このご意見を有り難く頂戴し、前向きにペーパードライバー講習に励んでいきました。
長くなりましたので、続きはまた次回へ書きたいと思います。
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